運動代謝実験①
・ 実験は、共同利用研究のため事前アンケートよりご登録をお願いします。
・ ご応募、実験参加の前に応募、参加前に必ず確認のページをご確認ください。
実験内容
7テスラ1HMRS*を用いて、運動中の骨格筋代謝物質の代謝変化を調べる研究です。
MR装置の中で、足関節の底屈背屈運動を行なって頂きます。
運動習慣のある方が対象です。種目問わず、アスリートの方は大歓迎です。
募集日程
共同利用の装置を用いますので、後日、日程調整を行います
謝 金
6,000円
3テスラMR装置計測の経験が無い方:+ 3,000円
QUOカードにてお支払い致します
持ち物
特にありません
場 所
アクセスマップ
守衛室でお待ちください。
応募、参加前に必ず確認
1H-MRS実験
・ 私たちの研究室で行うMRS実験は、生理学研究所共同利用研究を利用しています。MRS(磁気共鳴分光法)は、磁場を利用して生体内の組織(例えば、脳、肝臓、筋肉)の代謝物質の検出することで、種々の疾患や診断に用いられてきました1)。国内のみならず世界中の臨床現場で用いられています。(安全基準について記述する)2)
・ MRSの実験は、7テスラMR装置(Siemens)を用います。国内では6台が稼働しており、(ここはもう少し加筆します)極めて高分解能を持つ7テスラMRSを用いていることで、これまで検出が困難であった代謝物質も私たちの実験で、明らかになりつつあります。
・ 多くの先行研究では外科的侵襲を伴う手技(筋組織を採取し電子顕微鏡で検出)で代謝物質が計測されてきました。代謝物質の変化はたいへん繊細ですから、この方法では、運動中の計測ができないこと、運動と計測の間に一定の時間を必要とし、繰り返し計測は難しいなどの問題があり、単一代謝物質
の経時的追跡は困難でした。しかし、MR装置を用いた計測によりこの問題が改善されます。
1H-MRS実験
参考資料
成瀬昭二(監修)、梅田雅宏・原田雅史・田中忠蔵(編著)、磁気共鳴スペクトルの医学応用ーMRSの基礎から臨床までー、インナービジョン 2012年
MRI安全性の考え方(第3版)、日本磁気共鳴医学会安全性評価委員会 2021年
実験にご参加頂けない方について
下記にお示しした項目に該当する方はご参加頂けません。安全に実験を実施するため、ご協力のほどお願い致します。
実験にご参加頂けない方について
下記にお示しした項目に該当する方はご参加頂けません
安全に実験を実施するため、ご協力のほどお願い致します。
1. 事前アンケートで参加条件を満たさない
2. 18歳以下
3. 最近、病気や怪我をされ、体調に不安がある
4. 妊娠中あるいは妊娠の疑いがある
5. 生体内に金属製のものがある
6. 閉所恐怖症、暗所恐怖症
7. 精神・神経疾患の診断を受けている
8. アートメーク、いれずみがある
実験参加の留意事項
MRS実験は、磁性体の持ち込みは禁止です。
安全に実験を実施するために、下記の留意事項を厳守して頂きます。
1. 実験はこちらで準備した検査着に着替えて頂きます
2. 実験前に、金属製品(磁性体)は全て外して頂きます
例:化粧、カラーコンタクト、マニキュア、カイロ、ピアス、ヒートテックや金属製のアンダーウエア
・実件前にコンタクトを外す方は保存液をご持参ください
・洗顔用品クレンジング完備されています
得られたデータの取り扱い
・ 得られたデータは、共同研究者らと議論し科学的な根拠をもとに結論を導き出します。結果、結論は、学会発表や論文で公表し、社会へ発信してまいります。また、公的資金による研究データの管理・利活用が促進されております。私たちの研究室では、DMP(データマネジメントプラン)に従って、研究データの保存・管理、公開・共有、利活用を行ってまいります。
公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方
・ データは個人情報が特定されないよう匿名化され、公表・利活用します。なお、データの共有については、インフォームドコンセント(説明と同意)に基づいて進めてまいります。
・ 同意の撤回については、いつでも不利益を被ることなく申し出ることができます。しかし、すでに学会や論文で公表されている場合は、同意の撤回に応じることができない場合がございますのでご了承ください。